二つのリターンがどちらも正しいことがあります

ファンドやベンチマークのリターンは、いつ資金を入れたかを反映しません。自分の実際の結果は違います。上昇の直前の大きな入金は結果を増やし、下落の直前の大きな入金は結果を減らします。Morningstarはファンドのリターンと投資家のリターンの差を、毎年Mind the Gapという調査で測っています。

証券会社のアプリは通常、口座のリターンを一つだけ表示します。入出金タイミングの振り返りは、そのうち入金と出金の時期から生じた部分だけを取り出し、金額で示します。

自分のポートフォリオの単位価格をつくる

まず、ポートフォリオの成長から入出金の影響を取り除きます。初日の単位価格を1とし、評価額がわかる日ごとに、その日の入出金を除いた口座価値を前回の価値で割った比率を掛けていきます。これが自分の保有銘柄の時間加重指数です。

この単位価格で、それぞれの入金を今日まで追うことができます。今日の価値は、入金額に今日の単位価格を掛け、入金日の単位価格で割った値です。すべての入出金について合計すると実際の口座価値とちょうど一致するため、比べる両側が同じ成長率を使います。

同じ資金を均等に分けて入れた場合と比べる

入金から出金を引いた純入金額を、最初の入出金日から最後の入出金日まで、評価額がわかるすべての取引日に均等に分けます。分けた資金は同じ単位価格で増えます。ベンチマークは使いません。比べる相手は、スケジュールだけが違う自分のポートフォリオです。

実際の口座価値から均等に入れた場合の価値を引いた値が結果です。プラスなら、実際に選んだ時期が一定額の積み立てより有利でした。入金と出金ごとの差の内訳も計算し、上昇前の出金は不利に計算されます。

計算例: 二回の入金

単位価格が1.00のときに$10,000を入れ、25%上がって1.25のときにさらに$10,000を入れました。今日の単位価格は1.50です。一回目の入金は$15,000、二回目は$12,000になり、口座は$27,000です。

単純化して、$20,000を単位価格が1.00、1.08、1.16、1.25の四つの日付に分けて入れたとします。$5,000ずつが1.50をその日の価格で割った分だけ増え、その平均は約1.3455なので、均等に入れた場合は約$26,910です。実際の時期は約$90を上乗せしました。Portleは四つの日付ではなく評価額がわかるすべての取引日を使いますが、方法は同じです。

数字を出せない場合

計算できない場合は0と表示しません。入出金の記録がない場合、入出金が一日だけの場合、出金が入金より多い場合、その日の入金が口座価値より大きい日がある場合です。最後の場合は、記録同士が合っていないことを示します。

評価額がわからない日の入出金は、次に評価額がわかる日にまとめます。株価の履歴が台帳より後に始まる場合、それ以前の入出金は履歴の初日に入れたものとして扱い、Portleがその旨をあわせて示します。

Portleで確認できる場所

入出金タイミングの振り返りは、売却タイミングと買い付けタイミングの振り返りの隣にある無料のカードです。三つのカードをあわせて見ると、売却、買い付け、入金、出金の時期が結果をどれだけ変えたかがわかります。

運用成績のカードと同じ成績の推移を使うため、追加のデータは要求しません。詳細画面では、入金と出金ごとに差の内訳を表示します。